【ＭＴＧ】ラヴニカへの回帰が品薄すぎて

10月5日に新エキスパンション「ラヴニカへの回帰」が発売されましたね。僕は２ＢＯＸも予約してしまいました。開封してみるとショックランド含め、なかなかの当たりで、まあラッキーかなという内容でした。でももうちょっと欲しいなあと思い近所のカードショップに行ってみると、なんと1パック450円。なんでも品薄でプレミア価格が付いているそう。僕は予約していたので1パックあたり320円という適正価格で買うことができましたが、もし予約していなかったらと思うとゾッとします。前作のファイレクシアブロックでも同じことがあった記憶があります。

　ここで、なぜ「ラヴニカへの回帰」はこんなにも売れているのかを自分なりに分析したいと思います。


ショックランド再録
なんといってもこれが要因としては大きいのではないでしょうか。ショックランドといえば、カードショップでは1000円超で取引される強力土地カード。一つ下の環境であるモダンでは、1ターン目フェッチランドからのショックランドという17点スタートが定石となっています。今までは高価で手が届かなかった、その強力なカードが再録されるとなったら、ほとんど全員の人がパックを剥かずにはいられないと思います。


モダンへの参入願望
この影響は少ないとは思いますが、一応挙げておきます。モダンという、カードプールの広いフォーマットでプレイする場合、ショックランドなど基本中の基本であるカードがなければ話になりません。また、イニストラードからＭＴＧを始めたプレイヤーが結構な人数存在することも、モダン参入願望に一役かっています。イニストラードから始めたプレイヤーは当然ミラディンブロックのカードも多くデッキに入れているはずです。そんな中、新エキスパンションが発売され、「スタンダード落ち」というＭＴＧ特有の現象が起こります。他のカードゲームにはあまり見かけられないルールである「フォーマット」。強力なカードが多かったミラディンブロックですので、新規参入のプレイヤーにとって、「スタンダード落ちしたカードを使えなくなるというのはもったいない」と思うのは当然のことではないでしょうか。２chでも、このようなレスが付いています。(駄目人間速報より)

16：名無しプレイヤー＠手札いっぱい。[sage]：2012/09/25(火) 15:45:46.81 ID:tbVc8R02O
>>13
去年から始めて後々モダンとかやってみたい身としては、ああいうカードは集めときたくなるよ。

そのため、モダンに目を向け、結果としてショックランドが必要になってくるというプロセスもあるんじゃないかな、と思っています。


Ｍ１３の残念具合
ラヴニカへの回帰が発売されるひとつ前にＭ１３(基本セット2013)が発売されています。プレイヤーの間では、そろそろショックランドが出るのではないかという期待がありました。Ｍ１３のスポイラーが徐々に公開される際においても、土地カードの公開は終盤までとっておく、というじらしっぷり。プレイヤーたちの期待は高まります。しかし公開されてみるとＭ１０ランド。「またかよ！」とがっかりされた方は多かったのではないでしょうか。また、土地以外のカードも特に目立ったものは無し、それからラヴニカへの回帰のスポイラーが公開されると、完全にＭ１３の存在は空気と化しました。そのため、ラヴニカへの回帰に対する期待は大きく、且つ収録されていたカードもなかなか使えるものが揃っていたので、プレイヤーたちはこぞって購入したと考えられます。


カードショップの存在
これも現実味はないですが。ショックランド再録と聞いて、穏やかではないのがカードショップです。再び収録されるわけですから、ショックランドの総数が増える、供給は増加します。すると、それに比例してショックランドの価値は下がります。今まで安定して高価だったショックランドの価値が下がるのはショップにとって都合が悪いことです。しかし、価値を保つ(供給を抑える)ためには市場に流さなければよい、プレイヤーの手にできるだけ流さなければよいので、もちろん限度はありますが大量に入荷し、あらかじめショックランドを抱えておけば、ショップの立場は有利なものとなります。


まとめ
以上のような要因からラヴニカへの回帰は品薄になっているのかなあと思っています。開発側であるＷｔＣもラヴニカがテーマであり人気が出るのは簡単に想像できたはずなので、もう少し初期出荷を増刷してもよかったのではないかと思ってしまいますが、あまりに多すぎるとレアの価値が云々…なのかもしれませんね。